概要・審査
2021年度 開催概要
私たちの生活が大きく変化した2020年。
従来の概念にとらわれないコンクールの必要性を感じ、日本初となる全国規模のオンラインによるピアノコンクールが誕生しました。
そして2021年。名称を「全日本ピアノコンクール」と改め、公平性・透明性をさらに追及し、動画オンライン審査×ホール対面審査という新しい審査方法に挑戦します。
全国を180地区に分けて行う地区大会にはじまり、都道府県大会、ブロック大会、そして全国大会と4つのステージで開催する日本最大規模のコンクール。たくさんの人の音楽への思いを受け止めて、いよいよ幕を開けます。
開催部門・審査
ソロ部門
小学生から一般参加までを対象とした7段階(A~G級)からなる部門。優れた音楽的才能を発掘・育成するとともに、すべての参加者およびその指導者に自らの達成度を他との比較によって知らしめ、より一層の切磋琢磨を奨励し、音楽文化の発展を目指しています。
対象部門
2021年4月2日の時点で下記の資格を満たしているもの。
- A級 小学1~2年生
- B級 小学3~4年生
- C級 小学4~6年生
- D級 中学生
- E級 高校生
- F級 大学生
- G級 一般
演奏時間
各大会ともに以下の持ち時間となります。地区大会・都道府県大会はご自身の演奏を録画して提出してください。時間内に複数曲の演奏も可。
- A級 3分以内
- B級 4分以内
- C級 6分以内
- D級 8分以内
- E級 12分以内
- F級 12分以内
- G級 12分以内
演奏曲目
- 各大会、いずれも自由曲制です。
- クラッシック音楽以外の曲、楽譜が出版されていない曲、自作曲等の審査が不可能な曲は申込できません。
※音楽著作権に抵触する可能性がある曲(作曲者没後70年以内)に関しては動画公開を控えさせていただきます。
- ブロック大会・全国大会は必ず異なる曲でエントリーしてください。
例)同じ曲の中で楽章が異なれば可
選曲方法
- 複数の楽章を組み合わせる事や、組曲、変奏曲を抜粋することもできます。
- 申し込み時に抜粋や省略などの記載がなくても、審査に影響はありません。ただし、楽章が未記入の場合は第一楽章からの演奏となります。
- 自由曲制のため、見本になる曲目一覧はありません。得意な曲、好きな曲などを自由に選択してください。
演奏時間
- 級毎に分数制限があります。
- 予選の映像は分数制限内にカットしてご提出してください。※目安として持ち時間の50パーセント以上の動画を提出してください。
- 本選は演奏が分数制限を超えた時点で演奏を終了して頂きますが、審査に影響はありません。
審査員について
審査員は、十分な指導・演奏経験を積んだピアノ指導者・ピアニストで、コンクール事業部審査員選考委員会から承認された音楽家が務めています。
参加料金
A級
地区大会:7,000円 都道府県大会:12,000円 ブロック大会:13,000円 全国大会:16,000円
B級
地区大会:8,000円 都道府県大会:12,000円 ブロック大会:14,000円 全国大会:16,000円
C級
地区大会:9,000円 都道府県大会:13,000円 ブロック大会:15,000円 全国大会:18,000円
D級
地区大会:10,000円 都道府県大会:13,000円 ブロック大会:15,000円 全国大会:18,000円
E級
地区大会:12,000円 都道府県大会:15,000円 ブロック大会:17,000円 全国大会:19,000円
F級
地区大会:12,000円 都道府県大会:15,000円 ブロック大会:17,000円 全国大会:19,000円
G級
地区大会:12,000円 都道府県大会:15,000円 ブロック大会:17,000円 全国大会:19,000円
複数エントリーの条件
下記の条件を満たした場合に複数エントリーが可能となります。
- 出場ブロックが異なる場合
※賞状などを郵送しますので、郵便物が届く住所のみ有効
- 地区大会・都道府県大会は2枠進出可能だが、ブロック大会出場時には1枠を選択
※枠が空いた場合は次点者が繰り上がります。
通過基準
地区大会
A~D級の上位2位、E~G級の上位1位、かつ評点平均が7.5点以上の演奏者が都道府県大会へ進出
都道府県大会
各級最高点と最低点をカットした評点平均上位者、各都道府県により進出人数が異なります。
ブロック大会
各級最高点と最低点をカットした評点平均上位者、各ブロックにより進出人数が異なります。
全国大会
各級8位まで入賞
LIVE配信
ブロック大会・全国大会では、感染防止対策を十分に取った上で、LIVE配信を行います。(※LIVE配信のアーカイブは残しません。)
表彰
【地区大会・都道府県大会・ブロック大会・全国大会】採点票は全て郵送にて出場者に送ります。
各級ごとに1~8位の入賞を選出し、副賞を授与(楯・賞状などを予定)。
- A級 1~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
- B級 1~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
- C級 1~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
- D級 1位(賞状・楯・商品券) 2~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
- E級 1位(賞状・楯・商品券) 2~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
- F級 1位(賞状・楯・商品券) 2~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
- G級 1位(賞状・楯・商品券) 2~3位(賞状・楯)4~8位(賞状)
2021年度 参加規定
申し込み手続きについて
- 先着順に申し込みを受け付けます。
- 申し込みが定員(3,000名)を超えた場合、エントリーページを閉じることがございます。
- 申し込み内容の変更・訂正は所定の期間内に手続きした場合のみ可能です。
- 申し込みのキャンセルはできませんのでご了承ください。ご欠席、参加辞退の扱いとなります。
ブロック大会・全国大会での演奏当日について
- 参加票で指定された受付時間までに会場にお越しください。演奏時間の指定、変更はできません。
- 審査順番は事前に機械による無作為の抽選で決定し、開催日14日前までにwebサイトで発表します。
- 審査開始の10分前までに所在の確認が取れない場合は、遅刻または棄権と判断します。「遅刻」と判断された場合、実施事務局と審査員の判断により、演奏順番の変更、平均点からの減点などが課されることがあります。
- 運営上の都合により、規定された時間内であっても審査員長の判断で演奏の一部をカットすることがありますが、採点には影響しません。
- 事前の登録と異なる曲目を演奏した場合、失格となります。
演奏の著作権・撮影・録音など
- 全日本ピアノコンクールで行われる演奏についての録音・録画・撮影などの記録および頒布・販売に関するすべての権利(著作権、肖像権も含む)は、主催者である全日本ピアノコンクールに帰属するものとします。
- 会場内の撮影・録音は主催者が指定した者(業者)以外は原則禁止です。
結果の公表と表彰、褒賞について
- 審査結果(入賞者の氏名、採点結果等)は、HPにて掲載いたします。また、審査結果を新聞等マス・メディアに提供する場合があります。
- 当日のプログラムに参加者の氏名等が記載される場合があります。
- 全国大会入賞者の学校には本部事務局より学校長宛に入選報告書を送付します。
- 優秀な成績を収めた方は、ほかのコンクールへの推薦、各種ご案内(入賞者記念コンサート、公開レッスン等)を送付することがあります。
審査方法
演奏の審査は以下の方法によって行われます。
- 【地区大会・都道府県大会・ブロック大会・全国大会】審査員の自宅で行う。
【ブロック大会・全国大会】会場での審査有。
- 【ブロック大会・全国大会】すべての級の演奏順は、主催者がコンピュータによる無作為の抽選で決定し、事前にHPにて発表する。
- 【ブロック大会・全国大会】運営の都合上、やむを得ず途中で演奏をカットする場合があるが、審査には影響しない。
- 【地区大会・都道府県大会・ブロック大会・全国大会】の採点方法は以下の通り。
採点方法詳細
- 【地区大会】動画審査・3名の審査員の平均によって順位を決定する。
- 【都道府県大会】動画審査・5名の審査員が10点満点で採点し、最高点と最低点をカットした上で平均点順にて得点・順位を決定する。
- 【ブロック大会・全国大会】運営の都合上、やむを得ず途中で演奏をカットする場合があるが、審査には影響しない。
- 【ブロック大会】審査員3名(動画審査)・3名(会場審査)最高点と最低点をカットした上で平均点順にて得点・順位を決定する。
- 【全国大会】審査員4名(動画審査)・4名(会場審査)最高点と最低点をカットした上で平均点順にて得点・順位を決定する。
結果発表内容
各大会終了後・10日程度で当HPにて発表します。
全国大会結果発表
出場者全員の順位・得点・氏名・演奏動画を公開。
審査基準
カテゴリ | 配点 | 項目 |
表現力 | 50 | 響きの美しさ、拍節感、自発性など |
音楽の構成力 | 35 | メロディと伴奏のバランス、ドュナーミク、テンポなど |
演奏の正確性 | 10 | ペダリング、暗譜の精度など |
曲の難易度 | 5 | 各級相応の選曲 |